#2 ガーデンクリスタル 世田谷のボロ市で生まれて初めて買った石です。 けっこう大きいんですよ。片手で持ったら、ズッシリきます。 先端が鉛筆の芯のように真っ黒になっているのは、下にある台の色が映っているからです。 ガーデンというのは水晶の中に入っている緑泥石(たぶん)が、まるで苔むした庭のように 見えることから、この名前で呼ばれています。 私、この石を買ったのは中学2年のときなんです。 当時、パワーストーンが流行っていて、お小遣いをためて、ためて、ためて、3万円で買いました。 ガーデンだしファントムも入っているし大きいし、3万円は絶対お買い得だと思いました。 それなのに買って手にした瞬間、手を滑らしてしまって地面にガッチャン! 割れた破片はアロンアルファでくっつけました(TOT)。 さてその後、私の石好きはさらに深化し、自分で勉強をするようになってみると……。 おやおや、何だか変だぞこの水晶。 表面に条線がなくてツルツル。さらにさらに、ファントムの向きも、……山じゃなくって谷? 結論! このガーデンクリスタルは大きな塊から、この形に削りだしたもののようです。 だから全然、水晶じゃないのー。 これじゃただの石英の塊! あー、大ショック! 3万円も出したのに(T×T)。 今だったら絶対に買わない! だって、もし天然水晶だったとしても、絶対に3万円もしないから! |
#1 レインボーガーネットのルース 最近、罰当たりにもレインボーガーネットを研磨してルースにすることがマイブームになってます。 これまで自分で採集した石では1〜2センチほどの水晶をペンダントにしていたくらいだったので すが、初めてやっちゃいました。 まずは800番の紙ヤスリでガリガリ。続いて1000番で形を整え、2000番で仕上げという行程 です。 ところで、レインボーガーネットってなんでレインボーが現れるのか不思議だったんですけど、研 磨をするうちに何となくそれがわかってきたんです。 もちろん学術的にはすでに解明されていますが、私にはよく理解できていませんでした。 たぶんですけど、結晶の中でガーネットが層を作っているんだと思います。 なぜそう思ったかというと、研磨しているうちに面に角度がつくんですけど、すると何もなかった面 から出てきたんですよレインボーが。 それで私はピンときました。これは地層と同じなんだって。真上から見ていたんじゃ一面しか見え ませんけど、斜めに削ると重なった層が何層も見えてくる。 きっとこの重なった層がレインボーの原因に違いありません。 だから、レインボーガーネットだけは研磨をした方がよりキレイになる場合があるんじゃないでしょ うか。 うーん、我ながらちょっとスルドイかも。 それにしてもレインボーを写真に撮るのってむずかしいなー。 |
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